さんたのおつなお話 おはぎ
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さんたのおつなお話 おはぎ

 もうすぐお彼岸、お彼岸と言えばおはぎが思い浮かびます。
おはぎは、蒸したもち米を半撞き(お餅になるまで撞かないで、お米の形がわかる程度につぶす)にし、餡子をまぶした物です。
お饅頭とは逆に魔よけの赤色の餡子を表面に出し、彼岸で修行しているご先祖様に供えたことから、お彼岸の代表的な食べ物となりました。
簡単な製法から各家庭で作り、ご近所に配る風習もありました。
その名前も数多くあります。
春のお彼岸は牡丹の花からぼたもち、秋は萩からおはぎ、
お餅にしないので撞き知らずとも呼ばれており、夏は夜船(着き知らず)、冬は北窓(月しらず)と呼ばれています。
ご近所に配りたくない人は、こっそり半撞きするので、内緒餅。
日蓮が死刑の刑場に連行される時におはぎを差し入れ、流罪へと減刑された御難餅。
材料も黄な粉やゴマ、関西では青のりをまぶした物もあります。
さて、画像は猪と萩の花札です。
肉食が禁じられていた時代は、猪鍋を牡丹鍋と言い換えていました。
この花札は、代表的なおはぎの名前である、ぼたもちとおはぎを表している1枚なんです。

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投稿者

さんた
さんた

千代田区民

コメント

  1. スパイスカレー スパイスカレー

    大好きなおはぎの知識が増えて嬉しいです。花札の絵も理解して見るとまた面白いです。

  2. 山部達弘 山部達弘

    さんたのおつな話!おもしろい!!これからも色々おつな話を聞かせてください。

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