
初午
2月12日は初午です。
旧暦の2月は今の3月に当り、雪が解け稲作の準備を始める時期になります。
農耕の神様である稲荷神に、今年の五穀豊穣を祈願するお祭りです。
初午の日は、稲荷神の誕生日です。
江戸時代になると、商売繁盛、家内安全、学問成就、芸能上達と
その願い事は多岐に渡っていきます。
幕府の学問奨励策もあり、
初午の日から寺子屋に通わせると上達が早いとされ、
習い事やお稽古始めの日として定着しました。
一般的な神社では狛犬が出迎えてくれますが、
稲荷神社ではキツネが迎えてくれます。
キツネは秋になると里に降りてきて、ネズミなどの害虫を駆除して、
収穫を見守ってくれる神様の使いと見做されていました。
キツネ色は、実った稲の色でその尾を稲穂に見立てています。
好物である油揚げを使った稲荷ずしは、
初午の行事食として定着しました。
関東は米俵に見立てた俵型、
関西はキツネの耳に見立てた三角型になっています。
稲荷ずしと海苔巻きの詰合せを助六寿司と呼びます。
これは、助六の彼女である花魁の揚巻の名前から、
揚げ(稲荷すし)と巻き(巻きずし)の詰め合わせを、
江戸っ子は洒落て助六と呼びました。
コメント
六助寿司大好きなのでこのお話を聞いて六助を食べるのが楽しくなります!
六助って誰ですか(笑) 花川戸助六をググってみてください。
六助じゃないですね!笑