
母の日
五月の第2日曜日は母の日です。
その由来の一つが、
アメリカの女性活動家アン・ジャービスが1858年に立ち上げた
「母の日仕事クラブ」という社会活動です。
病気で苦しんでいる人たちを助けるための募金活動や、
南北戦争時に「母の友情の日」と題した
南北両地域の兵士を招く企画を行っていました。
今と違い、女性がまだ社会的立場が弱い時代だったので、
こうした母親としての社会活動は大変意義のあるものでした。
1907年5月9日にアン・ジャービスが亡くなると、
娘のアンナ・ジャービスが
教会で母親が大好きだった白いカーネーションを配りました。
1910年にはウエストバージニア州、
1914年にはアメリカ議会で
5月の第2日曜が母の日として制定されました。
日本では、明治時代にキリスト教の日曜学校などで徐々に広がっていき、
1931年大日本連合婦人会が結成されたのをきっかけに、
皇后の誕生日3月6日に母の日が制定されました。
残念ながら、当時の日本では普及しませんでした。
1937年に森永製菓が5月の第2日曜は母の日と告知したことで、
全国に広まり、戦後の1947年に5月第2日曜日と制定されました。
因みに白いカーネーションの花言葉は、「わたしの愛情は生きている」です。
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