八朔
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八朔

8月1日は、八月朔日とも書きます。
八朔(ハッサク)とは8月1日の事で、早稲の穂が実るので、
農民の間で初穂を恩人などに贈る風習、田の実節句の日です。
徳川家康が公式に初めて江戸城に入城した日が、8月1日であったことから、
江戸幕府では元日に次ぐ祝日としていました。
家康の江戸城入城時は揃いの白帷子を着て、白紙から出直す決意を表し、
その初志を代々忘れないための式日としました。
神君家康公が必ず現れる八朔御祝儀では、
諸大名と三千石以上の旗本は白帷子に長袴姿で午前8時に登城して、
将軍に賀詞と太刀と馬代目録の献上を行いました。
現在の八朔の行事として有名なのは、祇園の舞妓さんや芸妓さんが、
日頃お世話になっているお茶屋さんやお師匠さんのところに、
正装で行う挨拶まわりです。
多くの芸子さんたちを街中で見かける事ができる、
京都の夏の風物詩となっています。
最後に果物のハッサクですが、8月1日頃に食べごろを迎えるから、
ハッサクと呼ばれたとの落ちの無い命名でした。

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投稿者

さんた
さんた

千代田区民

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