
十三夜
お月見は3回でお話しした十三夜が、27日に巡ってきます。
日本独自の風習である十三夜は、どのようにして生まれ、どのような意味を持つのでしょうか。
十三夜の始まりは諸説ありますが、平安時代の醍醐天皇が月見の宴を催し詩歌を楽しんだとの説が代表的です。
日本の文化は完全なものより、不完全なものに美を見出します。
よく言われる「侘び」「寂び」の世界です。
満月の手前である、十三夜の月に美を見いだしました。
また、満月の手前という事も大切なことで、
満月まであとふつか努力を続けて満月を目指しましょうの意味もあります。
十五夜は今年の豊作を祈ったのに対して、十三夜は収穫の感謝を表しています。
お日様は陽でお月様は陰ですが、「陰」を「カゲ」と読んで、
お陰さまで多くの実りを得ることができました、とお礼を言います。
画像の月見団子は、十三夜の13個です。
下段に3×3=9個、上段に4個、合計13個になります。
十五夜はこの上の三段目に2個載せて15個にします。
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