
春の三色
さんたが春の三色呼んでいる色があります。
白、桃色、緑色の三色です。
雛人形と一緒に飾ったり食べたりする菱餅は、
上段に花をイメージした桃色、
中段は雪をイメージした白、
下段は大地の芽吹きをイメージした緑です。
雛あられでは、白が冬、桃色が春、緑色が夏を表し、
秋を表す黄色を加えて四季とします。
串に三色の団子が刺さった花見団子も、
上から桃色、白、緑色の三色です。
春の定番和菓子の桜餅は、桜の花の色である桃色、
草餅はヨモギの色である緑色です。
更にこの三色は、夏直前の端午の節句で食べられる柏餅の、
中の餡子の判別に引き継がれていきます。
白はこし餡、緑色はつぶ餡、
桃色と黄色はみそ餡です。
桃色は桃の花や桜の花を表し、魔よけの色です。
白は、雪や水を表し、清浄なる色です。
緑色は、芽吹きや草を表し、健康に生育する色です。
黄色も太陽や菜の花を表し、明るくエネルギーのある色です。
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