
新茶
♪夏も近づく八十八夜の新茶の季節です。
立春から数えて88日目を「八十八夜」といい、
茶摘みのシーズンになります。
2024年は5月1日(水)です。
今シーズン最初に収穫されたお茶を一番茶と呼び、
二番茶、三番茶に比べ栄養分やうまみ成分が多いとされ、
「八十八夜に摘んだ新茶を飲むと病気にならない」という言い伝えもあります。
日本人の初物好きは、
初鰹や初競りで高額で落札されるマグロなど枚挙に暇がありません。
日本には四季があるため、その季節ごとに栄養価が高く、
おいしい旬の食べ物があります。
旬は、走り、盛り、名残りと3つの時期に分けられます。
収穫量の多い盛りの時期より、
収穫の少ない走りの時期に誰よりも早く口にする事で、
精神的な満足感を得る事ができます。
和服の柄も季節の先取りをしています。
桜柄の着物は、
つぼみ時に着用し花見の時にはくどくなるので着用しません。
初物を食べると75日長生きするという言葉があります。
江戸時代の死刑囚には、
最後の食事に好みのもの与えるとの決まりがあったそうです。
とある死刑囚が、
季節外れの食べ物を要望し死刑が75日延びたことから、
初物75日の言葉が生まれたともいわれています。
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